憧れのナベトロが届く
軽便鉄道、鉱山鉄道、森林鉄道などの
ナローゲージ(狭軌鉄道)が好きな者にとって、
ナベトロは、運材車と並んで
ぜひとも欲しいアイテムである。
私も、いつかは手にしてみたい
と思い続けていたのである。
ちなみに、ナベトロとは、
炭鉱や土木工事などで
鉱石や土砂を積載するトラックで、
荷台を横倒しにして
荷を下ろすことができるものである。
(このギミックが
ナローファンにはたまらないのである。)
ナベトロという名は通称で、
正式には「土木工事用側倒車」
というそうである。
でも、自作するとなると、
あの独特な荷台(ナベ部分)をどう曲げ、
どう接合するかなど
自社工場での製造(自作)は
技術的に困難なのも事実である。
ちなみに、国内のメーカーでは、
モデルニクスから完成品が出ている。
写真を見る限り、
リベットまで表現された
実にしっかりとした作りである。
しかし、価格は3両で52万5千円
(1両あたり17万5千円)である。
残念ながら、この価格では、
当社のような地方零細鉄道には、
高嶺の花である。
また、海外メーカーでは、
イギリスのRide on Railways
(ライド オン レイルウエイズ)社
からこれまた完成品が出ているのである。
作りとしては、素朴な作りであるが、
当社のようなラフな作りのバテロコには、
ピッタリの作りである。
(とは言っても、作りは頑丈で、
ナベ部分は実物同様に可動)
しかし、海外製品の個人輸入は
横文字に不慣れな私にとって、
非常にリスクが高いということと、
今は、折しも円安の逆風が
吹き荒れているということが
最大のネックである。
そこで、ダメもとで
イギリス・マイフォード旋盤をはじめとする
小型金属工作機械を取り扱っており、
ライブスチーマー御用達とも言える
ベルメックス・インターナショナル
にお願いすることにした。
当初の見積もりでは、
円安の逆風を受けて予想通り、
円高当時の倍以上の価格になりそうだ
ということであった。
これでは、とても無理かナーと
半ば諦めかけていたところ、
その後、ナベトロの完成機の在庫が2両あり、
しかもちょうどいい具合に、
イギリスから完成機関車の輸入のタイミングがあり、
その輸入貨物と一緒に入れると、
大幅にコストが軽減されるという連絡を頂いたので、
ナベトロ2両の輸入をお願いしたのである。
そして、待ちに待ったナベトロが、
先週末に届いたので、
ベルメックス・インターナショナルの
ショールーム見学を兼ねて、
ナベトロを引き取りに行って来たのである。
運良く、社長の永山氏と
お会いすることができたので、
野暮な話だが、
今回の輸入の経緯をお聞きしたところ、
私が便乗させていただいた輸入貨物は、
Maxitrak(マキシトラック)社の
5インチゲージライブスチームの
Jack(ジャック)で、
なっ、なんと欠伸軽便鉄道社長の
森博嗣氏が注文されていたものであった。
いやー、奇遇と言おうか、
こんなところでまたまたお世話になるとは…。
森博嗣様、本当にありがとうございます。
そんなわけで、円安の逆風が吹き荒れる中、
予想外の破格値でナベトロ2両を
手にすることができたのであった。
ただ、1両のナベトロが、
ナベトロのナベをかける
平板(ナベ支え?)の幅が狭いために、
ナベがうまく入らないという
不具合があった。
まー、このようなラフな作りが
イギリス製の魅力でもあるし、
あの価格で日本製と同じ
精度を求めるのは酷であるし、
ちょっとずつ手を入れていく方が、
自分のものって感じが
していいかなーって思った次第である。
(のちほど改造の予定)
何はともあれ、
ベルメックス・インターナショナルの
の永山社長の心遣いと
欠伸軽便鉄道の森博嗣氏のお陰で、
当社は、憧れのナベトロを
手に入れることができたのである。
永山・森両社長様、改めまして
本当にありがとうございました。
※ベルメックス・インターナショナル
イギリス・マイフォード旋盤の
日本総代理店をはじめ、
超小型旋盤・フライス盤・プレス機械など
あらゆる小型金属工作機械を取り扱っている。
また、イギリスのライブスチーム関係の輸入や
ライブスチームなどのオークションも手がけており、
ライブスチーマーや鉄道模型マニアから
圧倒的な支持を受けている。
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