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2009年6月12日 (金)

サブロク(36)の呪縛
大きいものを小さく楽しむか?
小さいものを大きく楽しむか?

Keitoro13

JR(旧国鉄)の在来線に代表されるように、
日本の鉄道のスタンダードゲージは
何と言っても、「サブロク(3フィート6インチ)」である。
だから、日本の鉄道模型趣味の主流を占める
16番ゲージやNゲージも
「サブロク」の鉄道車輌を模型化したものが主流である。
まー、「サブロク」も、16番ゲージやNゲージならば、
コレクションするにも何とかなるサイズだが、
これが5インチゲージともなると、
模型とは言いながら、
その大きさたるや半端なサイズではない。

でも、幼き頃から強く焼き付いた
「サブロク」の記憶はそう簡単にかき消すことできず、
結局、模型サイズが大きくなっても、
日本人の大半は「サブロク」を追い求めてしまうものである。
だから、大半の鉄道模型趣味人は、
大型乗用鉄道模型は所詮は無理だと諦めてしまうし、
一方で、はまってしまった人たちの多くは、
その巨大な車輌の保管場所の確保に苦労し、
さらには、その巨大な車輌を運転するために
広大な運転場が必要になり、
その運転場の確保に悩まされるのである。

36

ところで、世界に目を向ければ、
日本の「サブロク」も所詮は狭軌であり、
さらに、狭軌の中には、
メーターゲージ、762ミリや2フィートなど
様々なゲージ幅がある。
それこそ、「サブロク」のこだわりを捨て、
762ミリや2フィートなど
よりゲージの幅の狭いナローゲージを
模型化の対象にすれば、
実物の鉄道同様、資金面や施設面の負担は
かなり軽減されるから、
当社のように猫の額のような庭でも、
車輌だけでなく、線路も含めた
庭園鉄道が楽しめるのである。

でも、そうは言っても、
幼き頃に焼き付いた「サブロク」の呪縛から
抜け出すなんて簡単にできるものではないし、
「サブロク」捨てるくらいなら
大型乗用鉄道模型なんてやらないというのが
多くの人の一致した見方だろう。
だから、当然のことながら、
15インチゲージ鉄道にしても、
どうせやるなら、「もっと大きな機関車や
よりリアルな客貨車を作った方がいいのでは…!?」
という声が出てくるのは至極当然である。

Keitoro14

でも、写真をご覧の通り、
15インチゲージのトロッコだけ見ると、
実に小さく見えるが、
ひとたび5インチゲージの
てトロ127形(せんろ商会)を載せてみると、
その大きさはトロッコながら、
5インチゲージの大型機のテンダーよりも
はるかに大きいサイズなのである。
逆に言えば、ナローゲージであっても、
模型のゲージ幅を大きくすれば、
小さい本物がより大きく楽しめるのである。
一方で、大きい本物は小さく楽しまないと、
当社のような環境では実現不可能である。

正直言って、私自身も、
「サブロク」の呪縛がないわけではないし、
事実、学生時代は、
16番ゲージで「サブロク」を追い求めていた。
でも、一方で、私は、軽便鉄道や
森林鉄道・鉱山鉄道に代表される産業軌道、
さらには、町工場とかにあったトロッコや
昔あった人車鉄道など
玩具のようなナローゲージが大好きである。
はっきり言って、当社のように狭い庭しかない所では、
「サブロク」の呪縛から解放されない限り、
5インチゲージであっても、
庭園鉄道を作ることは不可能である。
ましてや15インチゲージであったら、
車輌の置き場すら確保できないことだろう。

Makiba01

だから、私は、小さくてもいいのである。
馬面胴短甲高の間抜けなスタイルで十分なのだ。
(かわいらしいと思うのだが…。)
まー、これを良しとするか
悪しきとするかは人それぞれだが、
15インチゲージ鉄道は、
そんな見た目を超越した魅力があるのも事実である。
まー、だまされたと思って、
「サブロク」の呪縛から自らを解放し、
15インチゲージのトロッコを
ひとつ作ってみると、
大型乗用鉄道模型は「サブロク」でなくても
楽しいってことがきっとわかるはずである。

でも、「サブロク」の呪縛って、
幼き頃から染みついたものだから、
なかなか解放できないんですよねー(笑)。
その点において、私は、
幸いにもナローゲージ、
そして15インチゲージに出会えて
本当に幸せだと思う。
見方を変えれば、
不幸だという説もあるが…(笑)。
大きいものを小さく楽しむか?
それとも小さいものを大きく楽しむか?
それは、その人それぞれの心の持ち方次第だと思う。
少なくとも当社にとって、
大きいものを大きく楽しむことは、身の破滅である(笑)。

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15インチゲージ」カテゴリの記事

コメント

「馬面胴短甲高の間抜けなスタイル」は
どうみても弊社の車両ですね 
社主さまに感化されて作ったわけではないのですが・・・そういえばつれあいは「丸面胴長甲低」スタイルですのでそれに反発してかも~
冗談?は別として弊社はNゲージもナロー 最近はアオシマキャラメル製の酒井DLがお気に入り なんとなく社主さまのDL1号機に似てます

投稿: 釜爺 | 2009年6月12日 (金) 午後 03時14分

なんだか説法になってきましたね。
難しい。

うちは奇跡的に家と隣家との境界線が90㎝空いていたから、むりやりでも線路ひいてみたけど、ぎりぎりもしくは無いとかって人もいますからね。
ま、そうなったら廊下とかベランダとかってやる人はやるんだろうけどまずは、それより小さい大きい物(どういう表現だぁ、大型機関車の小さな模型ってことか)にしかいかないんだろうなぁ。

NやHOは見て楽しいし、作ってもヘタなりにオモロイのはわかります。いわゆる達人の作品は口あんぐりですしね、ま、人それぞれですが、線路の上にいて、いわゆる、ガタンゴトンをお尻で聞くのはいい人にはいいってことですな。工作もいい加減でなんとかはなるしー

釜爺さま
私もあの車両のファンの一人でありますー。

投稿: 同僚の○○ | 2009年6月13日 (土) 午前 12時38分

釜爺様
「事実は小説より奇なり」
なんてよく言われますが、
ナローってえっこんなのアリって
ハッとさせられることがありますね。
鉄道会社だって、会社によって様々。
自分なりの趣味の着地点をみつけて楽しむ。
それが一番ですね。
でも、なかなかその着地点にたどり着けないんですよねー。

投稿: どてかぼちゃ | 2009年6月13日 (土) 午前 04時24分

同僚の○○様
説法なんて、お釈迦様でもあるまいし…(笑)。
まー、自分の半生を振り返ってみて、
最近、思うことは、大人って、
どうしても常識や定説に囚われて、
本当にやりたいことを見失ってしまったり、
自分で自分の首を絞めてしまったりしているところって多いかなーって思うわけです。
まー、一定のルールのもとに楽しむから
趣味が楽しいという側面はありますが、
たまには、そんな自分に対して、
自問自答してみることも大切かなーってなんて思った次第です。
要するに、15インチゲージは、
やってみると、
理屈抜きで楽しいってことですよ(笑)。

投稿: どてかぼちゃ | 2009年6月13日 (土) 午前 04時28分

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