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新入会員・ちんたら工場氏の
5インチゲージ機関車紹介 »

2009年8月25日 (火)

単なる既製品のアレンジだけだが…
15インチキ機関車の課題と魅力
当社の今後の展望…!?

P01
DIY店で入手可能な部材で作った15インチキ機関車

私の鉄道模型趣味は、
いつもブログで紹介している通り、
単なる既製品アレンジだけなので、
何の独創性もない(泣・笑)。
でも、模型作りの一側面として、
例えば、本物の木をナイロンたわしで作って
それらしくみせるというのも重要な要素であり、
楽しみ方のひとつであると思う。

だから、私は、それらしい既製品をどう組み合わせて、
それらしい機関車や庭園鉄道にまとめ上げるかという所に
楽しみを見いだしている。
なので、当然のことながら、
本物とは似て非なるものだが、
何となく似ているというラインがいいのである。
結局、技量的にそのレベルで
しかできないというのが正直な所だが…(泣・笑)。
だから、完全既製品ではダメだし、
かといって完全自作でもダメなのである
(できるわけないし…)。
要するに、いい加減で中途半端ということである(泣・笑)。

というわけで、今回の15インチキ機関車の製作にあたっては、
車輪・動力装置・コントローラーなどの主要部材を除いて、
全てホームセンターで手に入る部材を使って
それらしい機関車に仕立てることを目標にしたというわけだ。
今日は、そんな15インチキ機関車を実際に作ってみて、
失敗したこと(課題)や感じたこと(魅力)を中心にまとめてみた。
(「理屈抜きで楽しい15インチキ機関車
の記事と被る部分もあるが…)

【15インチキ機関車の課題】
1)発電機による大型サウンドシステム計画
  &充電装置計画はあえなく失敗(泣・笑)

・カセットガスエンジン発電機
 (新ダイワ工業iEG900BG)は、
 4サイクルではあるが、
 音がデカスギである。
 あれでは、子どもはビビるだろうし、
 自宅で動かしたら顰蹙以外の何ものでもないだろう。
・ボンネットのラジエターがプラ製のインチキなので、
 排気の熱でラジエターが溶けそうになったので、
 発電をあえなく断念(泣・笑)。
 もし、ずぼら充電器(七宝電子工業)を接続して、
発電機を充電器の電源として使うならば、
 ボンネットのラジエターを金属製にするか、
 昔の寝台列車のように、
 電源車を別に連結する方法でないと無理である。
 というわけで、カセットガスエンジン発電機は、
 ウエイトとしてのみ機能したというわけだ(泣・笑)。
 まー、カセットガスエンジン発電機は
 あくまでも非常用電源だし、
 主たる活躍場所は、本業の屋外作業用のための
 電源がメインなので、ムダにはならないだが…。

P02
カセットガスエンジン発電機(新ダイワ工業iEG900BG)

2)振動で外れるボルトとナット
・3日間も走らせていると、いろいろと不具合がわかった。
 今回、ワッシャなどをケチって
 フランジナットを使ってはみたのだが、
 振動の激しい何カ所かは外れてしまった。
 なので、ナイロンナットなどに
 一部換装する必要があると感じた。

P03
轢かれたのではなく、ボルトを締め直している所(笑)

3)下回り重すぎ(泣・笑)
・車輪4つに車軸・軸受け・動力装置だけで、
 おおよそ40キロ、小川精機の5インチゲージの
 コッペル1輌分である(泣)。
 台枠のみだったら、一人で運べるが、
 車輪などを取り付けると、
 2人で運ぶのも結構きつい所である(泣・笑)。

P04_3
上回りが外された下回り

4)重心と牽引力
・車体のデザインを優先したために、
 重心ではない位置に運転席があり、
 また、ブレーキレバーの位置から、
 前輪駆動にしたので、
 動力が伝わる前輪部分に
 一番重さがかからない状態になっていることから、
 あの下回りの重さでありながら、
 連結したトロッコに人が乗ると
 水勾配のある上り坂で空転してしまった。
 ただ、人がもう一人機関車に乗り込めば、
 2人くらいは引き上げることができたので、
 単機ではなく、牽引を前提とするならば、
 もっと機関車を重くしなくてはならないことがわかった。
 (ただ、平坦ならば、問題なく牽引できた。)
 その意味では、重量配分なども含めて、
 みたちおもしろ機械工房製の動力台車は
 優れた設計だと改めて痛感したし、
 おそらくガソリンカーの方に
 トロッコを連結していたら、
 楽々牽引できたのではないかと思う。

P05
15インチキ機関車の足回り(左上)と
みたち製ガソリンカー(右)・足回り(左下)

5)コントローラーのつまみが折れる(泣)
 体験乗車時に十分説明はしたのだが、
 子どもの中には、コントローラーを
 てトロのハンドルのように回す子がいて、
最終日の最後の最後でコントローラーのつまみが
 根元から折れてしまい、
 最後は人力駆動機関車と成り果ててしまった(泣・笑)。

P06
人力駆動機関車と成り果てた15インチキ機関車(泣)

というようなことも多々あったが、
一方で、15インチキ機関車を作ってみて
改めて5インチゲージにはない
15インチキの理屈抜きの楽しさが実感できた。
(この辺りの概況は、
理屈抜きで楽しい15インチキ機関車
の記事で紹介したが…。)

【15インチキ機関車の魅力】
1)鳥目線の5インチにはない実感的な運転
・15インチキは「馬面背高胴短」と言わるし、
 コントローラーと動力装置の見た目は、
 Nゲージの入門セットと大差のない構成だが、
 鳥目線で運転する5インチゲージと
 狭いながらも箱の中で運転するのでは、
 運転時における実感が理屈抜きで違う。
 このことが、最大の醍醐味であり、
 今回の最大の収穫であった。

P07
箱の中で運転できる15インチキ機関車

2)家庭用サイズ(自家用)にあったスタイル
・でかい・重いということはあるが、
 物の運ぶには手頃なサイズのトロッコ。
 人を運ぶにしても、
 1~2人も運べればいいと考えると、
 新幹線やC62が先頭に立っていて、
 ボギー車が何輌も連結されている
 5インチゲージよりも
 自然な感じがした。

P08
5インチゲージ蒸気機関車(市川蒸気鉄道クラブ

3)ストラクチャー・シーナリィーも実物大
 15インチゲージを
 自家用実用鉄軌道として捉えた場合、
 当然のことながら、
 スケールが実物大(1分の1)なので、
 自宅を含めて既存の建物を
 そのまま流用できるので、
 新たに小型サイズの
 特別なストラクチャーを作る必要がない。
 また、当然のことながら、
 フィギュア(人形)も
 本物の人間でいいので不要である。
さらに、庭の景色も、
 シーナリィーとしてそのまま流用できる。
 これは、他のゲージにはない
 アドバンテージというか、
小市民にとっては、実に懐に優しい所である。
 要するに、とりあえず、機関車と線路があれば、
 それでレイアウトが完成というわけだ(笑)。

P09
急遽でっち上げた実物大?の仮設待合所…!?

4)メンテナンス・運転が気楽
・5インチゲージのように、
 精密にできているスケール機だと
 天賞堂の銀箱を扱うように、
 壊したらどうしようという感じだし、
 持ち運びも神経を使うが、
 15インチキだと壊れても、
 部材はホームセンターですぐに手に入るので、
 修理代も安上がりである。
 アルミ複合板はもとより鋼材や鉄板も
 ホームセンターのカットサービスで
 指定したサイズにしてくれるし、
 それこそ、塗装がはげても
 産業軌道が傷だらけ、塗装もはげているように、
 多少色むらがあっても、気楽にスプレーで
 再塗装すればいいって感じである。
 また、工具も充電式ドリルドライバーと
 充電式インパクトドライバーなど
 日曜大工の延長でできるし、
 15インチキ機関車製作に使った工具は、
 あとで日曜大工に転用できるということからも、
 いかにも「自家用実用鉄軌道向き」って感じがした。
 まー、私のような小市民には、
 重さを除けば 気楽に楽しめていいのかもしれない。
 まー、重さについても、
 脱線くらいだったら、一人で十分に直せるし、
 分解すれば持ち運べるギリギリの重さだし…。
 でも、「自家用」とした場合、
 本当は直径100ミリ位の車輪で、
 トロッコくらいの大きさの動力台車が
 一番いいとは思うが…。

5)線路のメンテナンスも楽
・かなり不整地であってもそれなりに走ってしまうし、
 5インチゲージよりも線路のメンテナンスは楽だと思った。
 それこそ、5インチゲージで木製枕木にするとなると、
 ハの字にならないように常日頃のメンテナンスが
 欠かせないと思うが、
 15インチゲージならじめたもみ先生方式のように、
 レールそのものだけで結構しっかり支えてくれるので、
 かえっていいかもしれない。
 あとは、軌框の幅が381ミリなので、
 30×30センチのチョコ板を間に入れるだけで、
 安直に路面軌道化できるのもいいところだ。
 まー、レール代が、
 5インチゲージよりもお高くつくことは確かだが…。

というわけで、15インチゲージは、
「模型サイズ」としては大きすぎるし、
「実物サイズ」としては小さすぎるというように、
実に中途半端と思われがちだが、
「自家用実用鉄軌道」として捉えた場合、
この中途半端がちょうどいい加減って感じがした。
それこそ、これ以上のゲージ幅は、
機関車整備や保線の専門知識や
専門技能が必要だと思うし、
重機など業務用の工具も必要になるので、
素人の個人がとても扱えるサイズではない
ということもよくわかったのも確かだ。

ということで、おそらく自宅では、
今後、「自家用実用鉄軌道」としての
15インチゲージへの改軌を
進めることになるのではないかと思われる。
なお、機関車については、
今回の機関車が最大サイズで、
バテロコ・人力が基本になると思われる。
また、客貨車はリバーシブルタイプにしたり、
普段は簡易物置として使える
有蓋車なんかを作りたいと思っている。
そして、5インチゲージは
コンベンション&お出かけ用&
ライブスチーム用にしようと考えている。
いつ実現することやら…!?(泣・笑)

P10
15インチキ機関車と5インチバテロコ

というように、構想は拡がるのだが、
現実的には、今年のコンベンションに向けての作業で、
資金がほとんど底をついてしまったので、
自社線の休線状態(廃線状態?)は
当分続くと思われる(泣・笑)。

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コメント

やっぱりバネワッシャで組み付けるべきなんですね。振動でずれるのは想定の配意で、日々の仕業点検が必要で、細い例のトンカチでももって、かちかちコンコンやっていくべきなんでしょうね。
昔、新小岩の機関区でおじさん機関士に「ほら音が違ううだろ」って言われたのをおぼろげに思い出します。わかるわけないですが。

昔の軽便とか台湾の炭坑線なんかみると、これでいいのかっていう線路があるのですから、なんでもありありなんですから。メンテも設計もスタイルもありありでへろへろ…やっていってくださいな。

投稿: 同僚の○○ | 2009年9月 8日 (火) 午後 09時24分

仕業点検は、重要だナーって思います。
特に、15インチゲージの場合、
走ることよりも止まることが重要ですから、
ブレーキ関係とか、コントローラー関係の点検は欠かさずにやるべきことでしょう。
ナットは緩み止めナット(ナイロンナット)とか、
ロックタイトを併用するなどの対策が必要ですね。
安全のための予算をケチってしまうと、
楽しい遊びのはずが、楽しくない結果になってしまいますから…。
まー、その点、自家用というのは、
自己責任の範疇で遊べるのがいいですね。

投稿: どてかぼちゃ | 2009年9月 9日 (水) 午前 05時35分

急遽立ち上げた仮説待合所って確か倶楽部員の福利厚生施設でもありましたよね…(笑)。
あの待合所の難点は風通しが悪いということでしたが…。
あれだけのものを開場前の1時間で作り上げちゃうのはさすが社主様だと思いました。
そういう面では尊敬してます(笑)。
あの福利厚生施設…今頃どうなっているんでしょうか…(^_^;

投稿: ゆかろん | 2009年9月 9日 (水) 午後 01時53分

ゆかろん様
あんないい加減なものに1時間をかかってしまうから、
いつもギリギリなんですよねー(泣・笑)。
まー、所詮はインチキが精一杯なんですよ(泣・笑)。
風通しが悪いのは、
余った材料で作ったものなのでご勘弁を。
何なら物置に改造して、
着払いで農園にお送りしましょうか…!?(笑)

投稿: どてかぼちゃ | 2009年9月 9日 (水) 午後 09時22分

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