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2010年1月26日 (火)

これならもしかしたらできるかも…!?
下ノ沢鉄道の
鈍端ポイントとだるま型転轍機

Point01

下ノ沢鉄道の沢鉄祭が終わって
早3週間が過ぎ去ったが、
あの日は大いなる刺激を受けたし、
未だ興奮冷めやらずって感じである。

Point02

というわけで、今日は、もっとも衝撃的だった
下ノ沢鉄道の鈍端ポイントを紹介したい。
一般的な旅客営業用の鉄道の
線路を見慣れている方々には、
なんだこのポイントは?という感じだろう。

Point03

でも、トングレール付の普通のポイントは、
加工精度が低かったり、
急曲線の分岐だったりすると、
小口径の車輪や軽量な車両が通過した時に、
乗り上げ脱線が起きたり、
同じ軌間(ゲージ)でも、
バックゲージが違うと
通過できないということが起こるのである。

Point04

それに対して、鈍端ポイントは、
軌框そのものが切り替わる形なので、
ポイントの方向をきちんと切り替えさえすれば、
どんな車両も脱線することなく、
確実に方向が切り替わるというメリットがある。
さらに、普通のポイントは、
トングレールなどを作るのに際して、
高価な工具と高度な加工精度が要求されるが、
鈍端ポイントは、安価な工具でも
普通のポイントからすれば、
はるかに容易な加工で製作が可能なことである。

Point05

とにかく、下ノ沢鉄道の鈍端ポイントは、
一部溶接してある箇所があるものの、
レールの曲げさえきちんとできれば、
あとは、それぞれのレールを面一に合わせれば、
私のような技量のない者であっても、
溶接や細かい削りだしをしなくても
何とか作れそうな気になれたことである。

Point06

また、鈍端ポイントの脇の
だるま型転轍機も、
コストダウンのために
実に簡易な構造となっており、
これも実に参考になるものであった。

Point07

今まで鈍端ポイントの例は、
櫻谷輕便鐵道をはじめ
いくつか写真では拝見したことがあるが、
写真だけ見ただけでは、
鈍端ポイントであっても、
加工がとても難しいそうに思えていた。

Point08

でも、下ノ沢鉄道で、初めて実物の
鈍端ポイントを拝見させていただいて、
まさに「百聞は一見にしかず」という感じで、
これなら私にももしかしたらできるかも…
と強く思えたのである。

Point09

それと、沢鉄祭に参加したことで、
単純なエンドレスであっても、
たった1本のポイントがあるだけで、
実にバリエーションのある運転が
楽しめることを知ることができたことである。

Point10

とにかく、簡易な鈍端ポイントは、
「自家用実用鉄軌道」に敷設するには、
「実用」という名にふさわしい
実にお似合いな実用的なポイントだと思う。

Point11

まー、ただ見ただけと、
実際に作ってみるとでは、
雲泥の差があることは、
我が社の常なので、
実際に作ることが
できるかどうかはわからないが、
試しに1つ作ってみよう
と思い始めている今日この頃である。

Point12

下ノ沢鉄道の沢鉄管理者様、
素晴らしいポイントを公開して下さいまして、
本当にありがとうございました。

Point13

下ノ沢鉄道公式ホームページ
http://www.h2.dion.ne.jp/~bu1492/sawatetsu.html

【鈍端ポイント】
ポイントの可動レール部分を
直角に切っただけなので「鈍端」という。
19世紀頃のアメリカで盛んに使われたそうで、
現在でも、モノレールや
両フランジ車輪の鉄道車両が走る鉄道で、
現在も使われている例が見られる。
日本では、その実用性と簡易構造から
5インチゲージの一部庭園鉄道や
15インチゲージの自家用鉄道で
盛んに使われている。

おーしま自由研究所・レール情報局
http://www.lares.dti.ne.jp/~oshima/rail/

3枝鈍端分岐器(カリフォルニア州鉄道博物館)
http://www.lares.dti.ne.jp/~oshima/rail/pt/po9.html

櫻谷輕便鐵道公式ホームページ
http://www.nakanoke.com/sakuradani/

軽便鉄道博物館Blog
(三岐鉄道北勢線 阿下喜駅)

http://blog.livedoor.jp/asita381/

ポイントを作りました
http://blog.livedoor.jp/asita381/archives/124172.html

側線へのポイント完成
http://blog.livedoor.jp/asita381/archives/190524.html

226号屋根及び裾周り修理
作業レポート 2009年1月18日(その1)
http://blog.livedoor.jp/asita381/archives/1017257.html

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15インチゲージ」カテゴリの記事

コメント

ポイント(分岐器)があるかないかで、実際の鉄道の線路も雰囲気ががらりとかわります。必須アイテム。実に美しいです。
ひとつ、お願いします(笑)

投稿: LUN | 2010年1月26日 (火) 午前 06時29分

ポイントですよね。ポイント。
これが作れればすごくポイント高いし、庭にあればポイントになりますよね。って何いってるんだか。
6㎏レールでは、技術、金銭的に無理かしれないので、鉄パイプでやってみたいですね。ナイスな資料写真ありがとうございました。自分は動画はとりましたが、画像は3枚しかありませんでした。参考にします。
沢鉄さまにも重ね重ね御礼申し上げます。

投稿: 同僚の○○ | 2010年1月26日 (火) 午後 10時51分

LUN様
ポイントは、景観的にも機能的も
ぜひ欲しいアイテムですね。
特に、ここまで大きくなってくると、
ポイント操作すること自体が楽しいですし、
レールのアップとかを眺めているだけで
ワクワクしてきます。

投稿: どてかぼちゃ | 2010年1月27日 (水) 午前 06時04分

同僚の○○様
沢鉄様には本当に感謝です。
6キロレールの場合、その重さのお陰で.、
ポイントがしっかり固定される
というメリットはありますが、
鉄パイプは、簡易な敷設の時には、
その軽さがアドバンテージになりますね。
人力動車に続く
鉄パイプポイント作り
楽しみにしております。

投稿: どてかぼちゃ | 2010年1月27日 (水) 午前 06時18分

よくぞご紹介くださった。
(みなさまの反応もさすが早い!)
元気が出ますね。
阿下喜駅はたしか去年4月、三岐鉄道(と桜)を撮影に行ったとき立ち寄りましたが、ロータリーフログ?には全然気づきませんでした。でもここのブログはがんばっていますね。

投稿: おおきにくに | 2010年1月27日 (水) 午前 08時09分

あれ、このスタッブスイッチ、本体の方(トングレール側)が動くんですね。
一般的なのは、直線部のレールが動くんじゃなかったかと記憶しているのですが、小さなカーブではこのほうが線路がくの字に曲がらなくていいのかもしれませんね =^・^= 

投稿: skt48 | 2010年1月27日 (水) 午後 07時46分

明けましておめでとうございます。(遅)

パソコンは壊れて鉄分が不十分な長沢軽鉄です。

1月3日は青空のもと関西と関東で15インチの乗り入れがあったようで喜ばしいことで。
素敵な時間が過ごせそうで・・・。
さすが京都からは遠い道のりで。
(自分にとっても車両にとっても)

下ノ沢鉄道さんもこの方式のポイントなんですね。
桜谷で見慣れているせいか15インチではこのポイントが標準に見えてしまいます。(汗)
でもポイントを作るのは結構な時間と労力と気力が失うみたいで・・・。
その分出来上がって車輪が通過したときの喜びは大きいそうで。
ひとつのポイント作るのに1週間?ほど(桜谷クオリティ(笑))

でもポイント作れる人ってすごいですね。
(カーブも・・・。(汗))

投稿: 長沢軽鉄 | 2010年1月28日 (木) 午前 01時29分

おおきにくに様
5インチゲージと比べて、
15インチゲージは、
レールそのものが重いのが
アドバンテージですね。
レールの切断や曲げに課題はあるものの、
鈍端ポイントならば、
下ノ沢鉄道のポイントを拝見させていただき、
私でも何とか自作できそうな感じになってきました。
阿下喜がもっと近ければ、
ぜひお邪魔したいところなのですが…。

投稿: どてかぼちゃ | 2010年1月29日 (金) 午前 05時33分

skt48様
ポイントの構造の定石について
私自身はよくわかりませんが、
下ノ沢鉄道の鈍端ポイントは、
二重の軌框全体が併行移動するのではなく、
分岐側は継ぎ目板で半固定されていて、
転轍機のある側のみが大きく左右に動いて
ポイントが切り替わるようになっていました。
一箇所だけ溶接箇所がありますが、
ボルト止めだけでも十分製作可能な感じでした。

投稿: どてかぼちゃ | 2010年1月29日 (金) 午前 05時44分

長沢軽鉄様
こちらこそ、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
ずっとブログが更新されていませんでしたから、
何かあったのかと心配しておりましたが、
パソコンが壊れてしまっては、
鉄分不足で貧血になってしまいますね。
長沢軽鉄様のその後はどんな感じですか?
当社もなかなか前に進んでいないのが現状ですが、
ぼちぼちやっていきたいと思います。

投稿: どてかぼちゃ | 2010年1月29日 (金) 午前 05時48分

どてかぼちゃ様
年越しして行ったことが桜谷への乗り入れです(汗)
ほかは・・・進歩なし?です。
(近日プログにて公開予定です。)

投稿: 長沢軽鉄 | 2010年1月29日 (金) 午後 07時35分

長沢軽鉄様
長沢軽鉄様の所だと
櫻谷輕便鐵道は比較的お近くだからいいですね。
ブログでの公開楽しみにしております。

投稿: どてかぼちゃ | 2010年2月 2日 (火) 午前 03時49分

私はこのようなサイトを作成したいですが、あなたとご相談をしたいです。
宜しければ連絡していただきませんか。

投稿: 中古車買取 | 2012年6月21日 (木) 午後 05時44分

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