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2011年2月12日 (土)

真壁・石田金物店の
しびれる現役・街角トロッコ

Tro01

昨日は、ばあばとじいちゃんの
リクエストで茨城県桜川市の
真壁のひなまつりを見に行った。
真壁は、戦国時代からの城下町であり、
土蔵、見世蔵、門などが数多く残されている
歴史ある美しい街並みである。
ちなみに、真壁の建物の内の104棟が
国の登録有形文化財に登録されており、
さらに、平成22年6月29日には
国の重要伝統的建造物群保存地区に
町全体が選定されたそうだ。

Tro02

確かに、古い街並みやひなまつりを
ただ漠然と見るのもいいが、
折角行くんだから、ただでは転ばないぞ
(少しは鉄分の補給もしたい・笑)
と思ったのである。
それこそ、土蔵や見世蔵が
数多く残っているということは、
蔵と店を結ぶ街角トロッコが
あってもおかしくない。
少なくとも線路跡など
その痕跡くらいは残っていてもいいはずだ。
そういえば、どこかで真壁にも
街角トロッコがあった(ある)
という記事を読んだ気もしたので、
早速、検索してみた。
すると、石田金物店に街角トロッコが
残っているということがわかった。

Tro03

というわけで、一気にテンションが上がり、
昨日の私のメインは、
石田金物店の街角トロッコ見学となったのである(笑)。
実際、真壁に行ってみると、
そこら中に街角トロッコが走っていても
おかしくなさそうな家並みが続いていた。
というか、思わず線路を
敷きたくなりそうな場所が目白押しであった(アホ・笑)。
そして、中には、いかにも街角トロッコの線路敷かれていた所を
コンクリートで埋めたような感じの場所もあったのである。
(確認はしていないし、私の勝手な思い込みだが…・笑)

Tro17

そんなワクワクドキドキの街並みを歩きながら、
私としての真壁のメイン目的地である
石田金物店にたどり着いたのである。
石田金物店の建物の前には、
堂々としたトロッコ(2軸木製平台車)が飾られていた。
そして、石田金物店と
石田雑貨店の間の路地(私道)には、
線路が敷かれていて奥へ奥へと続いていた。

Tro05

私と息子たちは、
「花より団子」というか、
「雛人形よりトロッコ」という感じで、
トロッコや線路を眺めたのである(笑)。
そして、お店の方にお願いしたら、
線路が続く奥まで行ってもいいと快諾を頂けたので、
息子たちと一緒に覗きにいったのである。
(私有地のトロッコを見る時は、
無断で立ち入らずに
必ず所有者の許可をもらおう。)

Tro06

私と息子たちは、
「この線路、15インチよりも広いんじゃないの?(長男)」
「このトロッコおっきいねー。(次男坊)」
「そうだね。軌間は508ミリくらいかなー。(私)」
(街角トロッコには比較的多い線路幅である。)
「レールは6kgレールくらいかな…!?(私)」
(いずれも実測はしていない。)
などと会話しながら、
線路の間に敷かれた石畳を歩いていった。

Tro07

鉄の門の前の道で
ちょうど定尺5.5m程のレールが途切れ、
その鉄の門から再びレールが続いていた。
そして、最後は大きく左にカーブを切って、
鉄の引き戸に閉ざされた
倉庫の中に線路は入っていた。

Tro08

実測はしていないが、線路の長さは、
50m~100m位という感じだった。
レールの継ぎ目は、
相対式継目が基本で、
一部区間は相互式継目が使われていた。
表通り側の線路の間は大きな石が敷かれていて、
奥の方はコンクリートで固められていた。
いやー、この埋もれた感じが
何ともいい感じであった(笑)。

Tro09

Tro10

お店の方にお聞きした所、
線路は50年くらい前に敷いたそうであるが、
鉄の門の前の道の一部が
私有地ではないということで、
その部分だけは撤去したそうである。
そして、トロッコは今も現役で
荷物の運搬に使っているということであった。

Tro11

でも、50年以上使っているトロッコにしては、
レールがかなり使い込まれた感じであるのに対して、
随分、天板などがきれいだと思ったら、
実用と観光用を兼ねて
2008年2月に新造された
平成生まれの平トロだそうだ。
いやー、世間ではトロッコなんてすでに過去のものだが、
21世紀・平成の世の中に、
なお現役・しかも新造というのは実に心強い限りである(笑)。

Tro12

それにしても、さすがに業務用として、
重たい荷物の運搬に使うだけあって、
台枠には太い角材が使われ、
きちんとしたほぞ組みとなっていた。
また、天板も両縁が
凸(雄実:おざね)と凹(雌実:めざね)で
ピッタリと組み合わされていた。
なお、車輪はNKS(永瀬工場)の
ブランド品であった。
いやー、当社のインチキ平トロの作りとは
雲泥の差である(泣・笑)。

Tro13

でも、この大きさと
この重さ(測ったわけではないが…)の
トロッコ(平台車)となると、
子どもがひかれたら、
まず大怪我になることだけは確実だろう。
芥川龍之介の短編小説「トロッコ」で、
トロッコで遊んでいる少年を
怒鳴りつける土工の一節が出てくるが、
改めてその注意は当然のことだと思った次第である。

Tro14

お店の方のお話だと、
「こんなトロッコ(線路)を見に、
わざわざ東京の方からも来るんだよ。」
と話されていたので、
「実は私もこんな線路が好きなんです」と告げると、
「もしかしてこれが目当てだったの?」
とお店の方は笑っていた。
そして、「数人の大人の人が来て、
トロッコに乗って喜んで遊んでいったこともあったよ。」
などといろいろとトロッコにまつわるお話をして下さった。
さすがに、「実は家にも線路とトロッコを
敷いているんです。」とは言えなかった(汗・笑)。

Tro15

いやー、それにしても、
さすが本場の街角トロッコは
実にしびれるものであった(涙・笑)。
なんせ息子たちはもちろん、
私自身も現役のトロッコを目にするのは
おそらく初めてなので本当に感動ものであった。
ちなみに、石田金物店の本来のメインの雛人形も
手作りの実に素晴らしいものであった。
(とってつけたような感想すみません。)

Tro16

というわけで、実に貴重な街角トロッコを
快く見せて下さった上に、
いろいろとお話も聞かせて頂いたので、
お店の方に親子で
丁寧にお礼を言うとともに、
記念に金物店のお土産にふさわしい
ブリキのバケツを買ったのである。
石田金物店の皆々様、
改めまして貴重な街角トロッコと
素晴らしい雛人形のおもてなし、
本当にありがとうございました。

Tro18
お土産に買ったブリキのバケツ(左)と
別のお店で買った拍子木(左)
(息子たちはカチカチ鳴らして楽しんでいた・笑)

軽探団
http://keitandan.web.fc2.com/
「雨上がりの軌道跡」
http://keitandan.web.fc2.com/08ishida.html
※石田金物店のトロッコが紹介されている。

日向の薫り
http://www.zen-sonobe.com/blog/
2008年2月23日(土)の記事
「トロッコレールのある金物屋さん」

http://www.zen-sonobe.com/blog/index.php?e=903
※新製当時のトロッコが紹介されている。

地図曹長道中記
http://mapdiary.blog37.fc2.com/
2010年3月17日の記事
「【懐かしの】とある曹長の家族旅行in筑波【トロッコ】」

http://mapdiary.blog37.fc2.com/blog-entry-525.html
※20年前のトロッコと今のトロッコの写真あり。

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コメント

グッド・レポートが続きますね!
今日はクラブの運転会で早出します。
明日にでもゆっくり見させてもらいます。

投稿: おおきにくに | 2011年2月13日 (日) 午前 06時25分

どてかぼちゃ様の庭鉄も、このトロッコも、実用になっている鉄道はやはり存在感が違いますね。

> さすがに、「実は家にも線路とトロッコを
> 敷いているんです。」とは言えなかった(汗・笑)。

のどまで出かかっても、言えなくなってしまいますね。
気持ちがよくわかります。

投稿: みかも鉄道 | 2011年2月13日 (日) 午前 07時59分

みかも鉄道様
ビデオカメラや工具同様、
業務用(プロ用)の街角トロッコと
自家用(家庭用)のインチキトロッコの
差は歴然ですが、
実用性という部分では、
同様の存在感があることは確かですね。
いやー、街角トロッコがいいなんて感覚は
鉄道ファンの中でも異端ですから、
鉄分のない一般の方々に
線路やトロッコの存在を話しても、
理解してもらえないですからねー(泣・笑)。

投稿: どてかぼちゃ | 2011年2月13日 (日) 午後 08時34分

大変いい思い出を、沢山作られましたね。お子さん達のはしゃぎよう想像が付きます。
確か数年前のNHK朝の連続テレビ小説の舞台にも、同じようなトロッコが登場したのを思い出しました。
残念ながらいくら考えても題名を思い出せません。歳は取りたくないものですね。(笑)

投稿: 花咲爺さん | 2011年2月14日 (月) 午前 08時11分

真壁に行かれましたか。
我が家から、それほど遠いとこではなく、何度か行きましたが、実用トロッコ路線があるとは知りませんでした。今度行ったとき、ちょっと覗いて見たくなりました。
「雛まつり」もまだ、見に行ったことがありません。灯台元暗しです(汗(~_~;))。

投稿: ぴょんぴょん | 2011年2月14日 (月) 午後 06時59分

花咲爺さん
お陰様で、とても有意義な連休となりました。
NHK朝の連続テレビ小説の舞台は、
川越で、番組タイトルは、
「つばさ」です。

投稿: どてかぼちゃ | 2011年2月15日 (火) 午前 05時02分

ぴょんぴょん様
お近くにお住まいなんですね。
真壁は、あまり観光地でありながら、
あまり観光化されていない町並みがいいですね。
トロッコ、ひなまつりいずれもいいですよー。
平日とかに行かれると、
静かな佇まいでいいかもしれません。

投稿: どてかぼちゃ | 2011年2月15日 (火) 午前 05時04分

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